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パートI:外国人に対する米国での課税 パートII:税務申告書の仕組み
アメリカ(米国) 個人所得税・
2020年度想定Q&A


マイナスの所得もある

 さっき損益 という言葉で説明されたのがいくつかあ りましたが、所得といっても損も計上できるのですか?

 グッド・クェスチョンですね。

勤労所得は皆さんが1月に会社から受取るW-2に示されている年間グロス給料の額、及びそれに入っていない給与所得の額を一 般に指しますが、これは損、あるいはマイナスにはなり得ません。同様に利子・配当金受取り所得もマイナスにはなり得ません。

しかし、今話に出た賃貸所得の様に収入から経費を差引マ イナスになってしまうことはよくあります。債券などの資産の売却も損(キャピタル・ロス)になってしまうことがよくありま す。

また、自営業所得も収入から 経費を差引いて計算するのでマイナスになってしまうことがあります。2020年についてはコロナ禍により自営業収入が大幅に減額あるいはゼロになってしまい、自営業経費を差し引くと自営業所得はマイナスになってしまう場合が 多々あると思われます。これにより発生した自営業損失は他の所得を相殺することができる可能性があるので、申告書に計上すべきと云えます。

ついでですが、自営業損失は5年以上継続すると、損失扱いができなくなり経費の金額は収入の金額までしか容認されなくな ります。つまり、ゼロの自営業所得にさせられてしまいます。これは仕事ではない「趣味Hobby」として税務の上で扱われることに起因しています。

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